技能一覧
『エモクロアTRPG』で使用する技能の一覧です。
技能の種類や利用方法はプレイヤー・セクションの技能の項目を参照してください。
シナリオや舞台設定などに合わせて、オリジナルの技能を用意しても構いません。
目次
調査系技能
調査系技能は手がかりや情報を見つけ出す技能体系です。
技能により手法や得られる情報に差があります。
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- 〈*調査〉/ ベース技能
- 手がかりを探す、情報を整理する
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調べもの、探しものをしたり、手がかりを得る「ベース技能」。
調査系の判定全般に使用できる。 - 判定値:【👋 器用】
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- 〈検索〉
- 多くの情報の中から必要な情報を選びとる
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たくさんの情報から、目当ての情報、手がかりを見つける技能。
ネット、図書館、資料などから有用な情報を判別する力を表す。 - 判定値:【📖 知力】+技能レベル
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- 〈洞察〉
- 手がかりから真実を察する
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今得ている手がかりを元に、分析し、推論を立て、真実を洞察する技能。
情報や判断材料が多いほど、この技能で得られる情報はより正確で具体的なものとなる。 - 判定値:【📖 知力】+技能レベル
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- 〈マッピング〉
- 地図や位置を整理して把握する
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地図を読んだり書いたり、目的の位置まで迷わず合理的なルートでたどり着いたりする技能。
情報から相手の居場所を割り出すなど、尾行・追跡する際にも使用できる。 - 判定値:【👋 器用 or 👂 五感】+技能レベル
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- 〈直感〉
- 感性やひらめきであたりをつける
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理屈ではなく、感性や直感的なひらめきで正解を出してしまう技能。
この技能で必要な情報や直接的な答えを得られるわけではない。
また〈洞察〉と異なり、既に得ている情報の多さにより情報が正確になることもない。 - 判定値:【😶 精神 or 🎲 運勢】+技能レベル
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- 〈鑑定〉
- 物品がどのようなものか調べる
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物品について、特徴や素材、価値、真贋、あるいは異常や違和感などを調べる技能。
〈鑑定〉判定に成功したからといって、その物品の全てが分かるわけではない。 - 判定値:【👂 五感 or 📖 知力】+技能レベル
知覚系技能
五感(と第六感)を使って、周囲の状況を知る技能体系。技能により使う感覚や得られる情報に差がある。
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- 〈*知覚〉/ ベース技能
- 五感で何かに気づく
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五感を使って周囲の状況を知る「ベース技能」。
知覚系の判定全般に利用できる。 - 判定値:【👂 五感】
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- 〈観察眼〉
- [視覚・触覚] 隠されたものを見つけ出す
- 鋭い観察眼で、隠されたものを発見したり、違和感に気づいたりする技能。
- 判定値:【👂 五感】+技能レベル
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- 〈聞き耳〉
- [聴覚] 小さな音や声に気づく
- 小さな物音を聞き取ったり、人の会話に耳をそばだてたりなど、音を聞く技能。
- 判定値:【👂 五感】+技能レベル
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- 〈毒見〉
- [味覚・嗅覚] においや味の違和感に気づく
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主に嗅覚や味覚により、違和感に気づく技能。
毒に限らず異臭、飲食物への異物混入などの違和感に気づく判定に使用できる。 - 判定値:【👂 五感】+技能レベル
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- 〈危機察知〉
- [五感・第六感] 危険や攻撃をあらかじめ察知する
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自分の身に迫る危険や攻撃をあらかじめ察知する技能。
危険を伴わない情報に対しては使用できない。 - 判定値:【👂 五感 or 🎲 運勢】+技能レベル
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- 付記:回避効果
通常、戦闘の回避判定はラウンドに1回のみ可能だ。
しかし〈危機察知〉を取得していて、回避に使用する場合 技能レベル×1回の回避が可能となる。 TIPS レベル2ならラウンド2回、レベル3ならラウンド3回まで回避が可能 - 付記:回避効果
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- 〈★霊感〉/ EX技能
- [第六感] 《怪異》の気配や痕跡を察知する
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霊的な存在や、超自然的な力を察知する「EX技能」。
《怪異》の気配や痕跡などに気づくことができるため、本ゲームでは非常に強力な技能だ。
結果に応じて察知できる情報量には差がある。シングル(通常成功)の場合はなんとなく存在を感知できる程度だが、ダブル(効果的成功)ならば目の前にいる《怪異》の姿をハッキリと認識できるだろう。 - 判定値:【😶 精神 or 🎲 運勢】+技能レベル
交渉系技能
人との対話を通じて情報を引き出したり、要求を通したりする技能体系。技能により手法や得られる効果に差がある。
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- 〈*交渉〉/ ベース技能
- 交渉を有利な状況にする
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会話や交渉全般で使用する「ベース技能」。
相手から情報を聞き出したり、なんらかの要求を通すためなどに使う。
交渉系の判定全般に使用できる。 - 判定値:【💘 魅力】
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- 〈社交術〉
- 礼儀や社会的信用、人づきあいで交渉する
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礼儀や社会的な地位、信用、つきあい、取引などを利用して、自分が有利になるよう振る舞う技能。
物資や人員、資金の調達などでも使用できるかもしれない。 - 判定値:【💳 社会】+技能レベル
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- 〈ディベート〉
- 知識や理屈で相手を言いくるめる
- 討論、あるいはプレゼンテーションなど、主に知識と理屈を持って相手を打ち負かし、あるいは説得し、要求を飲ませたり言いくるめたりする技能。
- 判定値:【📖 知力】+技能レベル
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- 付記:議論・討論のイニシアチブ
議論・討論を行うラウンド進行でのイニシアチブ値は+〈ディベート〉技能レベルされる。 - 付記:議論・討論のイニシアチブ
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- 〈魅了〉
- 美貌やカリスマで相手を魅了する
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美貌や仕草による誘惑や、人間的なカリスマにより、相手を魅了し理性を失わせ、あるいは人心掌握し、交渉を有利に進める技能。
相手を勇気づけたり元気づけたりする際にも使用できる。 - 判定値:【💘 魅力】+技能レベル
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- 〈心理〉
- 相手の感情を読み取り、利用する
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共感、読心術、カウンセリング、マインド・コントロールなど、相手がかかえている感情を読み取ったり、あるいは利用して交渉を有利に進める技能。
相手が嘘をついているのかを見抜くことにも使えるだろう。 - 判定値:【😶 精神 or 📖 知力】+技能レベル
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- 付記:狂気、異様な心理に気づく
〈心理〉判定にダブル以上で成功した場合、 《怪異》の影響で変異した異様な心理に気づくことができる。 TIPS 明らかに異様な様子は判定なしで気づける- 付記:狂気、異様な心理からの回復
〈心理〉を使って、我を取り戻すよう呼びかけを試みることができる。
この効果はハウリング反応からの回復手段として使用できる場合がある。 - 付記:狂気、異様な心理に気づく
情報系技能
知識や情報を知っているかどうかを判定する技能体系。技能により持っている知識の分野に差がある。
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- 〈*知識〉/ ベース技能
- 一般的な知識の有無を判定する
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知識の有無を判定する「ベース技能」。
一般常識や義務教育で得られる知識、日常的に得られる情報などをどの程度知っているか、あるいは思い出せるかについて使用できる。 - 判定値:【📖 知力】
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- 〈専門知識:○○〉
- 専門分野の知識がある
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特定の学問や分野についての専門知識を有していることを表す技能。
この技能は専門知識の分野を記載して取得する。
ひとりのキャラクターが複数種類を取得して構わない。 - 判定値:【📖 知力】+技能レベル
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- 付記:〈専門知識〉での知識判定
専門分野の知識を問う場面で適した分野の〈専門知識〉を使う場合、DLは判定結果に成功数+1してもよい。
考古学の知識を問われる場面で〈専門知識:考古学〉を所持している共鳴者は、判定なし(あるいは判定失敗)でもシングル成功と同様のことがわかる。など。- 付記:専門知識の分野(例)
考古学、民俗学、博物学、経済学、情報工学、生物学、法律、帝王学、オカルト…… - 付記:〈専門知識〉での知識判定
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- 〈*ニュース〉/ ベース技能
- ニュースを知っているかを判定する
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ニュースを知っているかを判定する「ベース技能」。
時事ネタ、メディアからの情報、世間で起きていること、噂話などを知っているか、あるいは思い出せるかについて使用できる。 - 判定値:【💳 社会】
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- 〈事情通〉
- 噂話、裏話を知っている
- 噂話や報道、業界の裏話などに詳しく、耳が早い事情通であることを表す技能。
- 判定値:【👂 五感 or 💳 社会】+技能レベル
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- 〈業界:○○〉
- 特定の業界に詳しい
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特定の業界への人脈や関わり、立場、そこから得られる情報などを取り扱う技能。
この技能は業界の名前を記載して取得する。
ひとりのキャラクターが複数種類を取得して構わない。 - 判定値:【💳 社会 or 💘 魅力】+技能レベル
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- 〈業界〉での知識判定
業界の情報を問う場面で適した〈業界〉を使う場合、DLは判定結果に成功数+1してもよい。
マスコミの内部情報を問われる場面で〈業界:マスコミ〉を所持している共鳴者は判定なし(あるいは判定失敗)でもシングル成功と同様のことがわかる、など。- 付記:業界の分野(例)
メディア、IT、音楽、警察、政界、学校、宗教、裏社会、インターネット…… - 〈業界〉での知識判定
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- 〈*運動〉/ ベース技能
- 身体を動かす
- 走る、跳ぶ、登る、泳ぐなどの身体を動かす運動全般で使用する「ベース技能」。
- 判定値:【💪 身体】
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- 〈スピード〉
- 俊敏に素早く動く
- 運動の中でも、特に俊敏性(速さ)を競う際に使用する技能。
- 判定値:【💪 身体】+技能レベル
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- 付記:戦闘のイニシアチブ
戦闘を行うラウンド進行でのイニシアチブ値は+〈スピード〉技能レベルされる。 - 付記:戦闘のイニシアチブ
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- 〈ストレングス〉
- 力が強い
- 運動の中でも、特に筋力を用いて重いものを動かしたり、何かを壊したりする際に使用する技能。レスラーやボディビルダーなどがこの技能を持っているだろう。
- 判定値:【💪 身体】+技能レベル
- 付記:戦闘時の武器攻撃力
近接戦闘の武器攻撃力は+〈ストレングス〉技能レベルされる。 TIPS 武器攻撃力は、攻撃成功時のダメージ値に加算される。- 付記:戦闘時の武器攻撃力
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- 〈アクロバット〉
- 身軽にバランスよく動く
- 運動の中でも、特に身軽さやバランス感覚を要求される全身運動を行う際に使用する技能。たとえば綱渡りやクライミング、曲芸、体操、長距離ジャンプなどで活躍するだろう。
- 判定値:【💪 身体 or 👋 器用】+技能レベル
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- 〈ダイブ〉
- 水中、空中、雪上などでうまく動く
- 運動の中でも、飛び込む、潜る、泳ぐなどの際に使用する技能。水中や空中、雪上など、陸上以外の場で身体を動かす技術だ。水泳やスカイダイビングの他、スキー、サーフィンなどでも使用できる。
- 判定値:【💪 身体】+技能レベル
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- 付記:窒息時の判定
水中や空中で、どの程度息がもつかなどの〈*生存〉判定は、〈ダイブ〉で代用判定が可能。 - 付記:窒息時の判定
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- 〈*格闘〉/ ベース技能
- 近接距離での戦闘を行う
- 近接距離で拳やキックなど自らの肉体、あるいはナイフや棍棒など肉体の延長となる武器を使用して、相手を攻撃する「ベース技能」。
- 判定値:【💪 身体】
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- 付記:〈*格闘〉のダメージ
この技能による近接攻撃が命中した場合、ダメージは【成功数】D3+武器攻撃力となる。- 付記:代表的な武器の攻撃力(例)
肉体(1)、手近な棒(2)、ナイフ(1D3)…… - 付記:〈*格闘〉のダメージ
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- 〈武術:○○〉
- 近接戦闘術に習熟している
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特定の近接戦闘術に習熟していることを表す技能。
この技能は武術の種類を記載して取得する。
ひとりのキャラクターが複数種類を取得して構わない。
この技能を取得している場合、 武術の内容にふさわしい武器をひとつ取得できる。 TIPS セッション内で武器を所持してよいかはDLが決定する - 判定値:【💪 身体】+技能レベル
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- 付記:武術の種類(例)
ボクシング、剣道、空手、棒術、ムエタイ、相撲、薙刀、CQC……- 付記:〈武術〉のダメージ
この技能による近接攻撃が命中した場合、ダメージは【成功数】D3+武器攻撃力となる。- 付記:代表的な武器の攻撃力(例)
棍棒(2)、刀剣(1D6)…… - 付記:武術の種類(例)
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- 〈★奥義:○○〉/ EX技能
- 近接戦闘術を極めている
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特定の近接戦闘術について高度に極めている事を表す「EX技能」。
TIPS
〈武術〉の上位互換となる技能である。
この技能は武術の種類を記載して取得する。
ひとりのキャラクターがひとつまでしか取得できない。
この技能を取得している場合、 武術の内容にふさわしい武器を技能レベル×1個まで取得できる。 TIPS セッション内で武器を所持してよいかはDLが決定する
また、下記囲み内の特殊効果が使用できる。 - 判定値:【💪 身体 or 😶 精神 or 👋 器用】+技能レベル
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- 付記:〈★奥義〉のダメージ
この技能による近接攻撃が命中した場合、ダメージは【成功数】D6+武器攻撃力となる。 - 付記:〈★奥義〉のダメージ
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特殊効果:連撃
〈★奥義〉による近接攻撃がダブル以上の成功をした場合、その攻撃の直後、同じ相手に対してもう一度追加で〈★奥義〉による近接攻撃を試みることができる。この追加攻撃による連撃は行えない。
特殊効果:峰打ち
〈★奥義〉による近接攻撃で与えるダメージにより対象のHPが0以下になる際、 「峰打ち」 TIPS 効果名は峰打ちだが、セッション上の演出としては「手加減をした」「打撃を外に逃がした」「気絶する部位に攻撃を行った」など自由にしてよい を宣言すると相手のHPを1残して【気絶】状態にすることができる。
特殊効果:カウンター
リアクション専念 TIPS そのラウンドの行動を放棄する代わりにリアクション回数が増える。詳細はディーラー・セクションのラウンド進行を参照。 している場合、自身への近接攻撃に対する回避判定を〈★奥義〉で試みることができる。
この回避判定の成功数が、相手の攻撃判定の成功数を上回っていた場合、相手の攻撃を無効化すると同時に敵にカウンター攻撃を命中させることができる。
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- 〈*投擲〉/ ベース技能
- ものを狙った場所に投げる
- 物を投げ、的に当てる「ベース技能」。
- 判定値:【👋 器用】
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- 付記:〈*投擲〉のダメージ
この技能による遠隔攻撃が命中した場合、ダメージは【成功数】+武器攻撃力となる。- 代表的な武器の攻撃力(例):
石(2)、砲丸(4)、火炎瓶(1D6)、手榴弾(2D6)…… - 付記:〈*投擲〉のダメージ
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- 〈★射撃:○○〉/ EX技能
- 遠距離攻撃武器の扱いに習熟している
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射撃武器や投擲武器の扱いに習熟していることを表す「EX技能」。
この技能は射撃武器の種類を記載して取得する。
ひとりのキャラクターが複数種類を取得して構わない。
この技能を取得している場合、 射撃武器を技能レベル×1個まで取得できる。 TIPS セッション内で武器を所持してよいかはDLが決定する。
また、下記囲み内の特殊効果が使用できる。 - 判定値:【👋 器用 or 👂 五感】+技能レベル
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- 付記:〈★射撃〉のダメージ
この技能による遠隔攻撃が命中した場合、ダメージは【成功数】+武器攻撃力となる。
- 付記:射撃武器の種類(例)
拳銃、猟銃、砲、弓矢、手裏剣……- 代表的な武器の攻撃力(例)
拳銃(2D6)、ライフル(3D6)、弓矢(1D10)…… - 付記:〈★射撃〉のダメージ
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特殊効果:連射
一度の〈★射撃〉判定で、同時に複数人を攻撃の対象とすることができる。
選択可能な対象は技能レベル体まで。
攻撃対象ごとに、別々に判定を行い、ダメージも判定結果を元にそれぞれ算出する。
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- 〈*生存〉/ ベース技能
- 肉体のダメージに耐える生命力を判定する
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その人がもつ生存本能の強さや、生命力そのものをあらわす「ベース技能」。
病気や毒に対する抵抗や、極限環境でのサバイバル、あるいは急激なダメージを受けた際に、意識を保つために使用する。 - 判定値:【💪 身体】
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- 〈耐久〉
- 肉体的な負荷に耐える
- 体力なタフさ、耐久力、防御力、スタミナなどを表し、身体的な負荷に耐える技能。
- 判定値:【💪 身体】+技能レベル
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- 付記:戦闘時のダメージ軽減
戦闘においてダメージを受けた際に〈耐久〉判定に成功すると、受けるダメージを【成功数】点軽減することができる。
これは回避と違い、1ラウンドに何度でも行うことが可能だ。 - 付記:戦闘時のダメージ軽減
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- 〈*自我〉/ ベース技能
- 精神のダメージに耐える精神力を判定する
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その人が持つ精神の柔軟さや、自我の強固さなどの精神力をあらわす「ベース技能」。
《怪異》による浸食や、極限状況での精神的なダメージからこころを守るために使用する。 - 判定値:【😶 精神】
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- 付記:憑依への抵抗
《怪異》が共鳴者への憑依を仕掛けてきた際、 〈*自我〉判定で抵抗できる場合がある。 TIPS 詳細はディーラー・セクションの憑依判定を参照- 付記:不安定な精神状態からの回復
ハウリング反応など、《怪異》からの浸食により発生する「本来の共鳴者らしくない」感情の動きや不安定な精神状態に対して、〈*自我〉判定で抵抗できる場合がある。 - 付記:憑依への抵抗
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- 〈根性〉
- 精神的なタフさをあらわす
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精神的にタフであり、根性や強い信念を持つことをあらわす技能。
〈*自我〉技能の代わりに使用できる。 - 判定値:【😶 精神】+技能レベル
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- 付記:死の瀬戸際で踏みとどまる
HPが0以下になった際、〈根性〉判定に成功すると、【心肺停止】状態にならず、HPを即座に1まで回復させることができる。
ただしこの〈根性〉判定を一度行うごとに、 〈根性〉技能レベルが1減少する。 TIPS 成否に関わらず判定ごとに減少する。シナリオ内継続。シナリオに生還すると初期値に戻る。 - 付記:死の瀬戸際で踏みとどまる
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- 〈*手当て〉/ ベース技能
- HPを回復する
- 傷を負ったり身体的なダメージにより意識を失ったりした人を応急手当する「ベース技能」。
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判定値:【📖 知力】÷2
〈*手当て〉の判定値は能力値の半分となる。端数は切り上げ -
- 付記:〈*手当〉によるHP回復
1つのHP減少(傷によるダメージ)に対して1回の〈*手当て〉が行える。
判定に成功した場合、HPを【成功数】D3回復することができる。 - 付記:〈*手当〉によるHP回復
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- 〈医術〉
- 医療の専門的知識と技術でHPを回復する
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専門的な知識と技術で傷や病気を治療する技能。
内科・外科・精神科等問わず、医学全般の知識や情報を調べたり、診断を行う専門知識技能としても使用できる。
なお、この技能で行える治療や診断はあくまで身体的なものに限られる。 TIPS 精神的な治療や診断は〈心理〉の領分となる - 判定値:【👋 器用 or 📖 知力】+技能レベル
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- 付記:〈医術〉によるHP回復
1つのHP減少(傷によるダメージ)に対して1回の〈医術〉が行える。
判定に成功した場合、HPを【成功数】D3回復することができる。- 付記:休息時のHP回復
休息時に〈医術〉に成功すると、休息によるHP回復(通常1D3)を+【成功数】D3できる。
- 付記:〈医術〉によるHP回復
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- 〈★蘇生〉/ EX技能
- 他者の【心肺停止】状態を回復する
- 死の淵にある人を救い出す救命処置を行う「EX技能」。
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判定値:【📖 知力 or 😶 精神】÷2
〈★蘇生〉の判定値は能力値の半分となる。端数は切り上げ。
また判定値が技能レベルにより上昇しない。(ダイスはレベルにより増える) -
- 付記:心肺停止からの回復
【心肺停止】状態にある他者に対し、この技能で蘇生を試みることができる。
判定に成功すると、現在のHPに関わらず即座にHPを1まで復帰させ【心肺停止】を解除できる。 - 付記:心肺停止からの回復
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- 〈*細工〉/ ベース技能
- 手先を使って作業を行う
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手先を使った作業全般に使用する「ベース技能」。
簡単な工作を行って何かを作ったり修理したり、あるいは専門的な知識を要しない器具や機械を扱ったりすることに使用する。 - 判定値:【👋 器用】
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- 〈技巧:○○〉
- 専門的な技術を身につけている
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高度で専門的な技術を身につけていることをあらわす技能。
〈技巧〉を用いた特殊な作業を行ったり、〈技巧〉の分野に関する情報を取得できたりする。
この技能は、技巧の種類を記載して取得する。
ひとりのキャラクターが複数種類を取得して構わない。 - 判定値:【👋 器用】+技能レベル
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- 付記:代表的な技巧(例)
木工、ピッキング、手品、機械修理、ゲーム、エイム、スリ…… - 付記:代表的な技巧(例)
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- 〈芸術:○○〉
- 芸術のセンスがある、造詣が深いことをあらわす
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芸術活動を行ったり、芸術への造詣が深いこと、あるいはその感性を表す技能。
この技能は芸術の種類を記載して取得する。
ひとりのキャラクターが複数種類を取得して構わない。 - 判定値:【👋 器用 or 😶 精神 or 👂 五感】+技能レベル
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- 付記:代表的な芸術(例)
絵画、歌唱、ダンス、演技、ロック、文学、写真、ムービー、デザイン、コスプレ…… - 付記:代表的な芸術(例)
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- 〈操縦:○○〉
- 乗り物や機械を操縦する
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乗り物や機械などを操縦する技能。
この技能は操縦する物の分類を記載して取得する。
ひとりのキャラクターが複数種類を取得して構わない。 - 判定値:【👋 器用 or 👂 五感 or 📖 知力】+技能レベル
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- 付記:代表的な操縦対象(例)
自動車、バイク、船舶、重機械、飛行機、ヘリ、列車、馬、ドローン…… - 付記:代表的な操縦対象(例)
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- 〈暗号〉
- 暗号の作成・解読を行う
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暗号を解読したり、作成する技術。
モールス信号やアナグラム、謎掛けなどのアナログな暗号の他に、コンピューターでのプロテクトの解除などにも役立つだろう。 - 判定値:【📖 知力】+技能レベル
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- 〈電脳〉
- (専門的な知識で)コンピューターを操る
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コンピューターを専門的な知識を用いて操る際に使用する技能。
プログラミングやハッキング、あるいは通信解析などの専門技術にのみ必要となる。
コンピューターが関わるすべての判定でこの技能が必須なわけではない。 - 判定値:【📖 知力】+技能レベル
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- 付記:〈電脳〉の利用シーン
スマホやパソコン上で多くの人が利用するアプリケーションやWEBサービスを使用する場合、〈電脳〉以外で代用することが可能。
例えばWEB検索で情報を得るならば〈検索〉、地図情報を調べる場合は〈マッピング〉などを利用してもよい。 - 付記:〈電脳〉の利用シーン
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- 〈隠匿〉
- 何かから隠れたり、何かを隠したりする
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何かから隠れたり、モノや人を隠したり、匿ったりする技能。
手に持てる程度のモノを隠すなら〈*細工〉、一時的に身を潜める程度であれば隠れる場所を見つける〈*知覚〉でも可能だろうが、より大きなモノだったり、あるいは注目を集めている状態でも隠し通すためにはこの技能が必要になるだろう。 - 判定値:【👋 器用 or 💳 社会 or 🎲 運勢】+技能レベル
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- 〈*幸運〉/ ベース技能
- 偶然により有利な状況を得られる
- 幸運を試される場面や、偶然による有利を得られるかどうかを判定する「ベース技能」。
- 判定値:【🎲 運勢】
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- 〈★強運〉/ EX技能
- 強い天運を持っている
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〈*幸運〉技能に代用して使用できる「EX技能」。
この技能を持つキャラクターは常人よりも強い天運を持つ。 - 判定値:【🎲 運勢】+技能レベル
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- 〈∞共鳴〉
- 怪異から受けている影響の程度を示す
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〈∞共鳴〉は《怪異》の存在や、そこに渦巻く感情といかに共鳴しやすいか、あるいは今どの程度の影響を受けているかを表す技能。
『エモクロアTRPG』でもっとも重要な技能だ。 - 〈共鳴〉についての詳しいルールは、「共鳴と《怪異》」の項目に詳しく記載してある。
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- 付記:〈∞共鳴〉の取得レベル
全ての共鳴者は〈∞共鳴〉を1レベルで取得している。
《怪異》からの影響を受けやすい共鳴者を作成したい場合、技能ポイントを消費し2~3レベルで取得することもできる。- 付記:〈∞共鳴〉レベルの上限
この技能は、シナリオ中に《怪異》の存在に近づくと徐々にレベルが上昇していく。
人としてのレベルの限界値は9。これを越えてしまうと、人は《怪異》の影響が許容量を超え、【逸脱】してしまう。
完全に自我が崩壊してしまったのか、あるいは《怪異》と同質の、人ではない何かへ変容してしまったのかもしれない。
【逸脱】後の状態についてはシナリオごとに規定されている。- 付記:《怪異》との相性
〈∞共鳴〉は誰でもが持ちうる素質だが、事件の中心にいる《怪異》やそこに渦巻く感情、そして物語との「相性」がある。
全ての《怪異》に対して全ての人が同様に影響を受けるわけではない。
「共鳴者」となりうるのは、運命のはからいにより今回の物語に共鳴した……つまりそのセッションに参加しているキャラクターたちだけだ。 - 付記:〈∞共鳴〉の取得レベル
- 判定値:共鳴判定の【強度】
特殊技能
体系にあてはまらない場合がある特殊な技能群。
技能の代替については状況ごとの判断となる。
運動系技能
体や道具を使う運動の成否を判定する技能体系。技能により体や道具の使い方やフィールドが違う。
戦闘時の攻撃、回避にも使用する。生存系技能
肉体や精神にダメージを受けた場合のダメージの軽減や回復に使用する技能体系。
※各技能は、「HPとMP」のルールで頻用される。
詳しくはそちらの項目も参照してほしい。