ようこそ、エモクロアの世界へ

私たちの住む現実とよく似た、もう一つの世界。
超常の存在……《怪異》たちが、人々の傍らに確かに存在する世界。
それが『エモクロアTRPG』の舞台です。

エモクロア。もしくは単に《怪異》と呼ばれるその存在は、近づいた人間たちに干渉したり、あるいは憑依したりして、その「感情」を変異させます。
その人が元々持っていた感情が歪められるのか、あるいは新たな感情に支配されるのか……いずれにせよ、感情を歪められた人間たちと《怪異》が巻き起こす様々な事件、そしてそこで紡がれる物語。

その事件に巻き込まれる「登場人物」を、あなた自身が作り、操り演じ、物語を当事者として体験する。
それが、この『エモクロアTRPG』というゲームです。

TRPGとは

テーブルゲームのジャンルのひとつ。
プレイヤーが架空のキャラクターを作り、登場人物として ロールプレイ TIPS 役割演技。そのキャラクターに成りきって演じたり、その行動を描写したりしながら、会話の中でキャラクターの感情や個性などを表現すること。 しながら即興演劇のように物語を紡いでいく会話型ゲームです。
キャラクターの行動が成功したか失敗したかなどを決めるのに、 ダイス TIPS サイコロのことです。一般的によく見る6面ダイス（正六面体）の他にも、4面、8面、10面などの様々な種類があります。 などのアナログな道具を使うことが特徴です。

ゲームの参加者

このゲームの参加者は２つの役割に分かれます。

• ・PL（プレイヤー）
• ・DL（ディーラー） TIPS 多くの他のTRPGで言うところのゲームマスター（GM）にあたる役割です。

PLは物語の主役となるキャラクター 「共鳴者」 TIPS プレイヤーキャラクター（PC）の、『エモクロアTRPG』での呼び名です。 を作成し、ロールプレイをしながらゲームをプレイします。
DLは シナリオを準備し、 TIPS 配布・販売されているシナリオを使用したり、あるいは自分でシナリオを作ることもできます。
あなたが作ったシナリオを自由に配布したり販売したりできることも、『エモクロアTRPG』の大きな特徴です。 PLに状況を説明したり共鳴者以外の登場人物（ NPC TIPSNon Player Characterの略。プレイヤーキャラクター（＝共鳴者）以外を指します。
NPCとは別に、DPC（DLが自らもPLとして共鳴者を作り、ロールプレイするもの）を動かすプレイスタイルもあります。 ）などを演じたりしながら、ゲームの進行を管理します。

DLは、 セッション TIPSTRPGにおける１回のゲームプレイのことをこう呼びます。 の中での全ての判断権限をもつ「親」のような役割です。
そのセッション中、PLはゲーム上の判断を DLに従うようにしてください。 TIPSこのルールブックに記載されているルールとDLの判断が矛盾した場合は、そのセッション内においてはDLの判断を優先するようにしてください。

用意するもの

『エモクロアTRPG』を遊ぶのに必要なものは以下のとおりです。

• ・ ダイス（各自、10面ダイスを3個程度、6面ダイスを2個程度） TIPSオンラインプレイの場合、「ccfolia」などのTRPGオンラインプレイツールを利用すれば、個々人がダイスを準備する必要はありません。
  DiceBotという、ダイスを振って判定の結果を自動で表示してくれる機能が備わっています。（『エモクロアTRPG』専用のDiceBotも準備されています）
• ・ ルールブック（このサイトを閲覧できればOKです） TIPSつまり、『エモクロアTRPG』は基本的に無料で遊ぶことができます。
• ・ キャラクターシート TIPSこのサイトのダウンロードページでPDFが配布されています。各自印刷して使用してください。
  また、専用のオンラインキャラクターシートツールも公開されており、誰でも自由に利用することができます。

インターネットを介して遊ぶオンラインプレイの場合、 TRPGオンラインプレイツール TIPS「ccfolia」「ユドナリウム」などが有名です。 と、音声通話で遊ぶ場合は 通話ソフト TIPSDiscord、LINE、Zoomなど。 を準備しましょう。

『エモクロアTRPG』はオンラインプレイでも遊びやすいようサポートしており、キャラクターの作成などがオンライン上で行えるツールが用意されています。